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Blurred Genres

Alvin lucierやRobert Ashleyに師事した70年代を経て、自作電子楽器の他、作曲アルゴリズムや合成音声といったコンピューターテクノロジーに接続された様々な拡張実験に取り組んでいる、ボストン出身のサウンドアーティストRon Kuivila。オランダの名物オーディオアートレーベルSlowcanから発表した86年作。カリフォルニアを拠点とするダンスカンパニーDiscordancersの為に制作された、振付師/ダンサーSusan Fosterとの共作を収録。持ち前の手仕事感が絶妙なズタズタの切り貼りエレクトロから剥き出しの原始テクノまで、ダンスミュージックの変種全6曲。200本限定手描きエディション番号入り。強力!

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180 Le Bala Et La Mouche

民族音楽研究家として培ったフィールドワークの成果を基に、嘗てJon Hassellによって開かれた第四世界の音楽と共鳴する想像上の音楽理想郷を探求し続ける、イタリアの作曲家Paolo Modugno(ex O.A.S.I.)。国営ラジオチャンネルRAIの放送プログラム為の音源を中心に構成された94年作。超越的な響きのフォースを放つ持ち前の空間づかいは益々冴え渡り、世界各地の風景と実際の演奏とがシームレスに融け合う、世にも豊饒なイメージに満ちた響きの涅槃に到達。Giancarlo Schiaffiniとの共演で知られる、ペルシャ伝統の打楽器ザルブの奏者Mohsen Kassirossafarが参加。大推薦盤!

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Numbers Racket Just Intonation Network Compilation Volume II

『…平均律ピアノを捨て、未来の革命に備えよ』というスローガンのもと、84年から20年以上に渡って、純正律の奥深さを広める機関紙の発行やライブイベントの企画を行い、La Monte Youngをはじめとする著名音楽家が名を連ねた”純正律ネットワーク”。その信念に賛同する音楽家を紹介したコンピシリーズの92年の第二弾。まずは、ヘブライ語の聖典の一節を用いたLarry Polanskyのコンピューター音楽『B'rey'sheet』から。その他、ボリビアの食堂で流れていたニューエイジ讃美歌をアップデートしたという奇妙なシンセポップや、純正律アンセム『The Well-Tuned Piano』も勿論収録の全15組。大推薦盤!

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180 Death Of The Moon And Other Early Works

エンジニア/画家としての出自を持ちながら、欧米の主流とは交わらない独自の電子音楽拡張実験に取り組み、50年代当時『純粋な拷問』と絶賛(?)されたスウェーデンで最初のミュージックコンクレートコンサートを敢行した、ヨーテボリ出身の異端作家Rune Lindblad。最初期54年から56年にかけての音源を収録した89年作。試聴は、原始的なエレクトロニクスの揺らめきと打楽器の即興的な爪弾きで綴られる、空想民俗的エレクトロアコースティックから。夢の淵を彷徨う放心気味のHarry Partchといった趣きでサイコー。Tシャツにしたい素敵な木版画のスリーヴアートはご本人の作。大推薦盤!

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2 Radio Solos

部屋の中のある一点に45分かけてズームする構造映画名作『波長』の他、その極端なミニマリズムと遊戯性を録音に向けた音楽的活動でも知られる、カナダの作家Michael Snow。希代の即興演奏家でもあった同氏が、楽器に見立てたラジオを『演奏』している88年作。人里離れた小屋で夜ひっそり録音されたという、事後的な電気処理は一切加えていない長編二編を収録。洞察に富んだチューニングづかいから生み出される、混線電波と干渉音のハーモニー。どっか遠い国の流行歌や知らない言語が高速で飛び交い、複合パルスの乱流が宇宙的なドローンサウンドとなって浮遊する強力な内容。大推薦盤!

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180 Tellus #16 - Tango

カセットメディアそれ自体をアートフォームとして捉える手法も含めて、80年代地下カセットカルチャーを象徴する最重要アーカイヴとして珍重されている、NY下町発のオーディオカセットマガジン『Tellus』。毎号異なるテーマに則ったコンピ仕立てになっていて、この86年の16号のお題は『タンゴ』。まずは、ぶっ壊し屋揃いのNY下町シーンの最前衛にあって、あえて唄を身上とした異色の作曲家David Garlandの名曲から。どのへんがタンゴなのかよく分からない奇妙なシンセポップは"Blue" Gene Tyranny。『Tango』と題した、Elodie Lautenの宅録調のピアノの爪弾きもすてき。大推薦盤!

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Stranger In Mystery

Hawkwindを頂点とする70年代スペースロックサイケデリアの影響下で結成され、そこから自作エレクトロニクスや魔改造テルミン、世界各地の民族楽器、古楽器等をもりもり導入した宇宙辺境音楽集団へと独自進化を遂げる、バンクーバー発のグループMelodic Energy Commission。自主レーベルから発表した、1stアルバムとなる79年作。深い酩酊感に覆われたアブストラクトな音像から、何処でもない地球外イメージが現れては消えていくサウンドスケープ仕立ての全7曲。主要メンバーには、ここからPauline Oliverosのリスニング拡張実験にも接続する、異能マルチ奏者Randy Raine-Reuschも。大推薦盤!

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180 The Incredible Truth

Pere Ubuを生んだ逸脱ロックの名産地であるオハイオ州クリーブランドの地下シーンから現れ、Electric EelsやMirrorsといった同地における逸脱ロック史の最重要グループで活動した、ギター奏者Jim Jonesが率いたグループForeign Bodies。このシーン特有のDIYバイブスを体現する、はみ出しロッカーBrian Sandsの自主レーベルBizart Recordsに残した、80年の二曲入り七吋盤。まずは、出だしから盛大に踏み外す鉄板の一曲『The Incredible Truth』から。清々しい逸脱っぷりに身も心も清められた気分。ミニマルシンセ風の謎めいた騒音工作『Long Walk Home』もいい感じ。大推薦盤!

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Fixation

70年代のオハイオ州クリーブランドの地下ロックシーンではかなり知られた存在だったという、希代のはみだしロッカーBrian Sands。60年代サイケデリックロックやボウイといったロックヒーローからの影響をこじらせつつ、イノセントな煌めきを放つアウトサイダー的宅録ポップへと斜めに逸れて到達した境地がこちら。底抜けな逸脱志向と高純度のDIYポリシーを拠り所とする友人らとの潜伏活動を紹介した、自主レーベルBizart Recordsに残した80年作。試聴は、淡い歌心に打たれっぱなしの一曲『Slippery Stones Of Dovedale』から。アートワークも含めて隅から隅までサイコー。大推薦盤!

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180 精神工学様変容 [Psychotronic Metamorphosis] II

真に自由な創造性を追求する自主音楽家たちの共同体として設立され、ヨーロッパ発の急進的なロック解体の最前衛とも共振するKatra Turanaをはじめとする伝説グループを輩出した、ニッポン地下音楽史の最重要レーベルLLE Records。そこに集った、内なる世界の探求者たちを紹介した名物コンピシリーズの82年の第二弾。試聴は、アヴァンギャルドゴッドChihiro S.こと斎藤千尋が率いたグループFreemason's Black Brainによる謎エスノ儀式から。歪み果てた電子音にまみれた崩壊エレクトロは、同レーベルに残した作品が探求者の間で珍重されているグループAnima。大推薦盤!

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Malé Modré Nic

古典と伝統の古層と深く結ばれた旧チェコスロバキア発の地下音楽シーンから登場した、特殊チェロ奏者Vojtěch Havelと、妻のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者Irena Havlová。弦楽の他、チベタンボウル、ゴング、竹筒、編み棒や謎の音具もろもろを操り、何処でもない脳内辺境最奥の景色へと踏み込んでいくミニマル室内楽。89年から90年にかけて、プラハ市内の教会で行われた演奏をもとに編集された全11曲を収録。試聴は、匂い立つような陰影を添えているIrena Havlováの唄に引き込まれる一曲から。森厳とした空間のひろがりを感じさせる録音も絶妙。91年のArta Recordsオリジナル盤。大推薦盤!

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180 Alone On Penguin Island

元はサイケデリックなニューウエイブ風の仕上がりだったというオリジナルデモ音源を、この前年にDomeを始動しているBruce GilbertとGraham Lewisの両名があの手この手でいじくり倒し、宛先不明の宅録系はぐれインダストリアルに仕上げた、Dome Recordsの中でもちょっと浮いてる81年作。両名の友人でギター奏者のDesmond Simmonsによる唯一の作品。揺れ動く耽溺気味の歌心と、反転・ループ・変調が多用された魔アレンジメントが際どい歪み反応を引き起こしている全13曲。美しいアートワークは、80年代UKシーンで数々の名スリーヴアートを手掛けたコラージュアーティストSlim Smith。大推薦盤!

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Musique Concrète

Pierre Schaefferによって創設された、20世紀電子音楽の源泉となる音楽研究グループGroupe de Recherches Musicales(GRM)所縁の作曲家たちの作品を紹介した64年作。注目は、脳内辺境の旅人Axel Kyrou(ex Vox Populi!)の母君であり、50年代から60年代の短い期間にGRMに参加する、カイロ生まれの作曲家Mireille Kyrou。生涯に残した極少ない作品のうちのひとつとなる、櫛と羽根を用いたミュージックコンクレート『Étude I』を収録。その他、Luc Ferrari、François Mâche、GRM在籍時のIannis Xenakisによる弦楽と磁気テープの為の作品を含む全6曲。貴重コンディション。大推薦盤!

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180 KA I KI

新潟の山中奥深くに鎮座する巨大中空構造ダム"内之倉ダム"の堤内部にひろがる、奥行・高さ40m、残響40秒という超ド級の非日常異空間で行われる、空前の知覚拡張実験シリーズ第二弾。サウンドアーティスト鈴木昭男による2023年のパフォーマンス。手の内からふわりと放たれて広大な空間を静かに満たしていく音霊の乱舞。現場を包み込む水の気配が喚起する五感的イメージの豊饒さといい、巨大なサウンドシステムの内奥に身を置いている気分の尋常じゃない没入感覚といい、全てが人跡未踏。個人的には、イルカの群れに囲まれてる気分の『キュルキュッツ』がハイライト。300部限定プレス。永久保存盤決定!

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Musicworks 45

トロント発のカセットテープ付き実験音楽/サウンドアートマガジン『Musicworks』の90年の第45巻。カナダ東岸ニューファンドランド島で二年に一度行われる、音と環境を結ぶ芸術祭『Sound Symposium』('88)の模様を収録した全90分の特別拡大号。入り江に設置されたエオリアンピアノの響き、先住民族の音楽、そして現在も同芸術祭のシンボルとなっている、港湾環境を丸ごとコンサートホールに見立てた、Hildegard Westerkampによるサウンドイベント『Harbour Symphony』。サウンドスケープ仕立ての構成も秀逸。Aサイドには、R. Murray Schaferのシアターピースを収録。大推薦盤!

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180 Music From Earth

70年代西海岸の地下シーンでカルト的な人気を集めた逸脱ロックグループThe Decayesの仕掛人である鬼才Ron Kaneプロデュースのもと、所縁の面々の活動を紹介した86年のコンピ。The Decayesの超希少盤で知られる自主レーベルImgrat Recordsで497枚のみがプレスされ、他の惑星に向けてリリースされた珍品。シンセ奏者Mark Florinと猫のユニットや、LAFMSの中心メンバーのひとりである奇人Ace Farren Ford(ex Smegma)、Ron Kane自身の逸脱ガレージロックグループThe Manatees、その他全く無名の有象無象含む8組による全13曲を収録。LAFMS番外編としても楽しめる一枚。大推薦盤!

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